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エコパッケージ / 24 3月 2021
エコ(環境配慮型)パッケージについて考える②(エコ容器)

前回に少し触れましたが世界的にSDGsの認知や海洋プラスチックごみ問題が広まったことで、企業だけでなく消費者も環境に対する意識が従来より高まっています。
最近では「エシカル消費」という考え方が浸透してきて同じような商品を買うなら環境に優しい商品やお店から買いたいという考え方です。

そのため、企業が環境に配慮するということはコスト面でのマイナスもありますがイメージの向上やビジネスチャンスの拡大で事業の売上貢献に繋がります。

エコ容器の種類

プラからの代替商品のエコ容器は紙が多いですが紙以外にも数多くの材質と種類がありますがそれぞれにメリットとデメリットがあります。

1.FSC認証の紙

プラスチックの代わりに紙素材の需要が高まりすぎると、木材過剰使用で森林破壊問題の深刻化に繋がります。この問題を解決するため、FSC認証のマークがあります。FSC認証マークとは、世界レベルで問題視される森林減少に対し、温暖化を考えない違法伐栽による木材を使っていない事を証明する、非常に信頼性の高い森林保全マークです。

https://jp.fsc.org/jp-jp

2.生分解性プラスチック

パッケージの中身を見せるということは紙ではできないので、これを可能にするエコ素材が生分解性プラスチックです。この容器は使用後は一定の条件のもと微生物によって水とCO₂に分解されます。

https://www.packstyle.jp/act-detail/genre-9/orikane_cd-00323640/

3.バイオマスプラスチック

生分解性プラスチックは「使用後に分解されて自然に還る」プラスチックのことですがバイオマスプラスチックは「生物由来の資源を原料にした」プラスチックのことです。見た目は通常のプラスチックと変わりませんが実際にはトウモロコシや、サトウキビなど大部分の製品が植物の「非可食部分」から作られています。

https://www.packstyle.jp/act-detail/genre-9/orikane_cd-00627398/

4.石から出来た資材

日本発「LIMEX(ライメックス)」という新素材が開発されています。LIMEXは制作過程で木材や水などの資源をほとんど必要とせず、世界にありふれている石灰石から作られており、耐久性、耐水性に優れていることが大きな特徴です。日本でも100%自給自足が可能で、今後は幅広い分野での活躍が期待されています。

https://www.packstyle.jp/act-detail/genre-9/orikane_cd-00641007/

エコ容器への移行はコスト面など負担が大きいことは事実ですが、早めに環境問題に着手することで、将来的に企業イメージアップ、新しいビジネスにつながるなど、負担以上の効果を得ることができます。エコパッケージをご検討いただき新しいビジネスチャンスを見つけてみてはいかがでしょうか。

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